新北市(台湾)の木材市場の現況(2019)

新北市(台湾)は中華民国北部にある直轄市で台湾最大の都市であり、中華民国首都の台北市の衛星都市になります。新北市は台湾で最も人口の多い都市となっていますが、市内は山地や平原、盆地や丘陵など、変化に富んだ地形となっています。また、この市は副熱帯季風気候に属しており、一年を通じてまとまった降雨寮があります。そして、基隆河や新店渓、景美渓といった大小の支流が複雑に枝分かれした地形にある美しい自然景観をもつ土地です。
この市は人口規模などから台湾の木材市場の動向にも大きな影響を与えているといわれています。昨年度の台湾での木材市場の動向は、これまでなかいくらいの木材市場での苦戦が見られるといわれており、国内需要をはじめ国外への輸出が連続的に過去のものよりも低くなっているという現況がありました。この状況は好調であった国内外の木材市場が2015年から翳りはじめたといわれ、2016年からは毎年下がりながら、現状も事態の好転への兆しが見つけられていない状況となっているといわれています。
その原因として3点ほど挙げられており、台湾国内の建築ニーズが低くなっているということと人口減少に伴う住宅取引数の減少、そして政権交代などによって効果的な政策が不足しているといったことが挙げられています。国内の木材に対する内需がこうした海外からの輸入量の減少の要因にもなっていると考えられており、木材市場の景気の低迷感などが見られている状況となっているということなのです。
一方、全体的な低迷感がある中、ランバーコアやファイバーボードなどの一部の輸入木材については前年度よりも輸入量が増加しているといった現況もあり、ランバーコアについては価格が安く、加工しやすいといった特徴があり、今後の市場動向には注意が集まっています。
このように、新北市の木材市場の動向はこうした台湾の木材市場の現況の影響を大きく受けるものといえ、これからの状況には注目です。