もしも杉原千畝さんが木材市場を運営したら

ユダヤ人に命のビザを発給して、多くのユダヤ人の命を救ったことで知られている杉原千畝ですから、とても心が優しいことがわかります。日本では誤解されて伝わっており、外務省はユダヤ人へのビザ発給は認めていました。ただし、目的地までのお金を持っていることを確かめてからビザを発給するようにと言われていたのです。

 

しかし、時間がないこともあってか、きちんと所持金を確かめないでビザを発給したと言われています。それよりもとにかくユダヤ人を一人でも多く救いたいと願ったことを考えると木材市場を運営した際には、お客様のことを考え、その立場に立って全力でサポートしようと思うはずです。

 

採算を考えて木材市場の運営をするのではなく、一人でも多くの人に優れた木材がいきわたることを考えるのではないでしょうか。だから、そこにある木材はどこよりも品質がとても高いものばかりなはずです。普通であれば、これだけ品質が良ければ高く販売されるところを杉原千畝はお客様にいろいろと説得されてしまうとついつい安くしてしまうかもしれません。困った人を見ていると、黙っていられないと考えられるからです。

 

もちろん、これでは従業員が生活するのも大変です。杉原千畝の運営する木材市場の従業員はそれをわかった上で働き続けている人ばかりが残ることが考えられます。人情味があふれており、お客様に無理難題を突き付けられてもなるべくその希望に添うために、採算度外視ではあるけれども、近隣の人たちやお客様たちに愛されて支えられることで何とか続けられるかもしれません。

 

木材市場のお客様である材木店の数が減少しているので、かなり苦しい運営になることが考えられます。それでも、多くの人から支えられることで、つぶれることなく続けることができるでしょう。一人でも多くの人を助けたいと言う杉原千畝の精神が生かされた木材市場になっているからです。現代では徐々に薄れつつある光景がそこにはあるかもしれません。