もしもマザー・テレサが木材市場を運営したら

マザー・テレサといえば慈悲深さをイメージします。そしてどんな人にも平等に愛を与え分けた人でもあります。そんなマザー・テレサがもしも木材市場を運営したらどうなるのでしょうか。やはり気になるのは、彼女のその人柄と市場という相反する2つがどのように合わさるかという点です。もしかするとマザー・テレサは木材市場で貧しい人たちに木材を分け与えるかもしれません。しかし、それだけでは市場を運営していくのは難しいと言わざるを得ません。そこできっと彼女は妥協点を見つけるはずでしょう。例えば競りの際に個人や小さな企業などに優先権を与えるかもしれません。まず、競りが始まるとまずは最初に個人や小さな企業のみが参加できるようにします。これによりお金にものを言わせた競りのスタイルが変わるかもしれません。また、その他にも競りの際に入札金額だけではなく、木材の使用目的を問うということも考えられるでしょう。そして、その使用目的が社会的な貢献度に応じて数値化し入札金額に加算するといった方式も採用する可能性があります。しかし、使用目的が社会的かどうかという点は主観によるところが大きいのが問題です。特に市場という公共性が求められるような場所が個人の主観によって運営されると、市場への参加者が少なくなる可能性があります。しかし、マザー・テレサほど聡明な人であれば自分ひとりの主観によって競りのシステムを構築することはないでしょうし、より多くの人が納得できるようなシステム作りに尽力するはずです。ただ、そのシステムは決して現代の資本主義や効率主義に屈することはないはずですので、これまで木材市場に参加していた既存のユーザーからは見放されるかもしれませんが、唯一無二の木材市場となるに違いありません。また、将来的にはマザー・テレサが運営する木材市場のシステムが、木材に限らず他の市場の在り方だけでなく資本主義にも影響を与える可能性もあります。