もしも川勝平太氏(静岡県知事)が木材市場を運営したら

川勝平太氏は出身が経済学者ということがありますから、同氏が木材市場を運営するということになれば、まず自分の理想とするビジネスを始めるという事をするでしょう。これが上手く機能するかどうかは同氏の手腕によるという事になるのですが、経済学者は理論は極めて正しいかのように見えるのですが、それが現場レベルで実践するということになれば、ほとんどの場合において機能しないという事があるので、これをどう解決するのかという事が問われる事になりそうです。ハッキリ言えば理想と現実との間のギャップで悩まされるという事になるという事です。
全くの異なる分野から来た人の場合は、問題が起きてもそれが当然だと受け止めて、これに真摯に対処するという事が出来る事が多いのですが、経済学者という看板を背負っている場合には、自分の理想とする状態になっていない事に怒り、憤るという事が多いというわけです。これが、知識と実戦とは全く違うというところの問題点ということになるのですが、これが出来るのかどうかで運営者の資質が分かるという事になるでしょう。
簡単に言えば、長距離走の選手とスポーツ医学の博士とでは全く違うという事を理解する必要があるという事です。医学博士が長距離走を速く走る事が出来るのかというと、全くそうでは無いという事は、子供でも理解することが出来るでしょう。長距離選手の方が圧倒的に速く走る事が出来るモノですし、場合によっては子供の方が博士よりも速いという事にもなるでしょう。ですが、理論で頭の中が固定化されてしまうと、このような当たり前の事すら理解出来ないことになります。何しろ自分の頭の中では自分が最も速く走る事が出来るイメージが出来上がっているわけですから、それが出来ない自分を認めることが出来ないということになってしまいます。ましてや、運営者になれば他人が下で動くという事になるわけですから、理想通りに動かない部下に腹が立って仕方がないという事で、これを堪えることが出来るのかどうかが問題ともなるわけです。