もしも法然が木材市場を運営したら・・・

もしも法然が木材市場を運営するような事があれば、これはかなり上手く運営をする可能性もあります。昔は僧侶がこうした事業をするという事は無かったわけではありません。空海などはこうした事業をすること自体を推奨していたという事もありますから、法然のような人がするのも悪い事でも無いでしょう。そして、センスという意味ではかなりあるとも考えられます。昔は僧侶もある意味では生きる手段であり、一つのビジネスでもあったというようにも考えられる。今でこそ宗教とビジネスは別の物のようにも考えられますが、それはあくまで思想的なところの違いということになるとも言えます。人を上手く活用して収益をあげるという事については、共通した考え方を持つこともよくあったわけです。そのため、僧侶と市場が組んで様々な事をするという事も良くありました。これについては権益が市場の閉鎖的な方向にいって独占ビジネスになるという事も少なくは無かったのですが、こうした閉鎖的な事を考えなければ、上手く運営をすることも考えられます。
但し、法然はかなり宗教的なところでは、かなり理想論が強くなるところがあるとも考えられます。そもそも宗教というものが理想を語るようなところがあるので、これについてはどうしようも無いという事になるのかもしれませんが、この理想と現実とのバランスを上手く取る事が出来るのかどうかというところで決まってくるとも考えられる。このバランス感覚があれば、事業でも成功する可能性はあります。ですが、そうなると今度は節制をした生活を出来るのかという事も問題にはなるでしょう。昔から僧侶が失敗しているケースの多くに、この節制が出来なくなるという事があります。あくまでも僧侶なのですから、いくらビジネスで上手くいっても自分を律することが出来なくなれば、僧侶ではなくワンマン社長という事になってしまいます。自分を律することが出来るのかが課題とも言えるでしょう。