日本国内の木材輸出港選出の秘策について(2019・令和元年)

 

日本国内の林業は、木材価格が低迷した事などで気を切っても赤字になる状況が続いてきましたが、2017年頃から状況が変わってきました。経済発展が著しい中国では、建築用の良質な木材や輸出用の電化製品の梱包材の材料等が国内で賄いきれず輸入量が増加しました。以前は中国は、東南アジア産の安価な南洋材や丸太を大量輸入して国内需要を賄ってました。東南アジア諸国の経済発展に伴い、国内での電力不足対策でバイオマス発電を始めた事や、環境対策の強化で伐採規制が進んだ結果、安価だった東南アジア産の南洋材も高騰し始めました。そこで中国は、良質なのにかなり安値で取引されていた日本国内の木材に注目して、2017年頃から大量買いつけが始まりました。その結果によって、日本国内の輸出量も増えて、長い年月続いて来た需要の低迷が改善しました。中国以外にも、隣国韓国のヒノキブームに伴う輸出量の増加や、米国丸太価格の高騰など世界中で木材需要が増加してます。
中国への輸出木材の増加に伴って、日本最大の九州地域にある木材輸出港の周辺では、丸太がうずたかく積まれるようになりました。2019年以降も将来にわたり、日本国内の輸出量が増えると予測され、国内の林産地周辺では木材輸出港選出が始められました。木材輸出港選出では、林産地から輸送コストと時間が掛からない地域を選んで、港湾整備計画を行ってます。これによってより低コストで輸出する事が出来て、木材輸出に伴う利益率を上げる事が期待できます。それ以外の秘策として、日本の高品質の木材をより高く売るために、最新の木材加工機器を設備投資で導入も始まってます。最新の木材加工機器の導入により、海外の要求水準を満たす加工が日本国内でも可能になり、隣国の韓国を中心に輸出量が増加しています。こういった加工機器の導入によって、完全オートメーションで加工できるようになり、高齢化と人材不足の林産業の問題の解決にも繋がってます。

 

 
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