木材輸出における輸送手段の名案について(令和元年・2019)

 

木材は体積が大きいため航空便による輸送は効率が良いとはいえません。したがって、木材輸出における輸送手段としては船舶を選択するのが基本となります。ただし、船舶を選択した場合でも別の問題があるため、それを解決するための案が必要となります。漫然と運んでいるだけでは、海水の湿気や塩気によっても木材は劣化してしまう可能性が高いです。そこでポイントになるのは、できるだけそれらを木材に近づけないことですが、他の問題にも気を配らなければなりません。船舶における輸送中は常に木材に振動が伝わってしまいます。そのため、積み上げた木材の荷崩れが生じやすいという問題もあるのです。船舶における輸送ではこれらのトラブルの防止が不可欠であり、そのために実践が推奨されている名案があります。
湿気や塩分に対する劣化に対して有効なのは積載場所の保護です。甲板にそのまま積むと、高波や雨によって水に直接触れてしまうリスクを常に抱えてしまいます。したがって、船内に積載するのが前提となり、さらに甲板口をできるだけ隙間がない状態で閉鎖しておくことが大事です。そのうえで船倉もしっかり閉鎖することによって、積む前の木材の品質を維持しやすくなるでしょう。また、通気用の配管について注意しなければなりません。破損している場合は浸水したときに、そこから水が流れでて木材に触れてしまう恐れがあります。そのため、点検を欠かさないことが重要ですし、浸水した場合に備えて排水できるポンプを用意しておくことも忘れてはいけません。
荷崩れに関して特に警戒しなければならないのは日本周辺の海域です。天気が荒れることが多々あり、それによって振動が平常時より増大することが珍しくありません。そのため、積載時に高さがある場合は、ワイヤーだけでなく鎖も併せて強く固定しておくことが大切です。量が多くてやむをえずに甲板に積む場合は、積載の高さを上回る強いポールを固定用に配置しておきましょう。

 

 
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