コルカタ(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

インド西ベンガル州の州都であるコルカタは世界でも屈指の大都市です。「カルカッタ」とも呼ばれます。市の人口は2011年の調査で約450万人、周辺の都市圏人口を含めれば約1500万人です。首都のデリーやインド最大都市のムンバイよりも人口密度は高く、「喜びの都市」や「宮殿都市」という愛称があります。コルカタは歴史の古い都市であり、発展のきっかけになったのは、17世紀後半にイギリスの東インド会社が開設したことによります。これにより貿易の中心地として栄えました。

 

インドの木材市場の現況を見ていきましょう。インドの急激な経済成長と人口増加に伴い、木材価格の高騰が見られています。急激な工業化の影響により、各地で酸性雨が降って森林にダメージを与えているという研究結果も見られます。特にマングローブ林を始めとする熱帯雨林は深刻なダメージが懸念されている状況です。そのため、インドの木材市場の現況は少し縮小傾向にあるようです。インド政府も木材の製品には輸出も検討しているといいます。

 

2017年からは政府主導による環境保全活動が始まりました。市民のボランティアによる植樹活動を始めており、インドの木材市場の再活性化が図られています。ただ、森林保護の政策によりコルカタは丸太や樹皮などの輸出を禁止しています。木材市場においてはコルカタから木材を輸入するのは難しくなりました。他のインド地域に目を向けると、日本で人気のある杉やヒノキが輸出されています。それでも高値で取引されている傾向が強く、特にヒノキに関しては国内の需要が高まっているためさらに高値となることがあります。

 

日本で取引を考える場合は、木材の輸入よりも家具や建築資材の輸出のほうがチャンスがあるかもしれません。以上のことからインドの木材市場の現況は、輸出市場は縮小傾向にありますが、輸入に関しては多くの国から製品や資材の輸入を活発に行なっているとまとめられます。

 

 
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