シュリーナガル(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

インドのシュリーナガルの木材市場の現況について解説していきます。シュリーナガルはインドのカシミール州の夏季の州都であり、インダス川の支流であるジェルム河の両岸に位置しています。人口は110万人程度で昔から織物業や観光業を中心として栄えてきた地方です。
まずは、インド国内全体の木材市場の現況を見ていくことにしましょう。インド国内は、ここ20年の間に急激な経済成長を遂げました。その背景の一つは人口の爆発的な増加です。今やインドは世界一位の人口を抱えていると言われており、この世界有数の人材を生かして国内の経済はみるみるうちに発展していきました。好調な経済に支えられて国民の生活水準も高くなっていき、そのために住宅を建築する動きも活発化しました。また、海外からも多くの企業が進出してきており、国内の各地で工場が建てられて産業も活性化していきます。そうなれば、輸出も大きく伸びますし国内の経済も潤っていくのです。
また、インドは歴史的な背景からヨーロッパなどの諸外国への貿易が盛んに行われてきました。大きなシェアを誇るヨーロッパ経済に支えられ、2019年も引き続きインドの貿易は活発に行われると見て間違いないでしょう。
その一方で、シュリーナガルは近年カシミール紛争やテロ活動のあおりを受けて観光産業が深刻なダメージを受けています。海外からの観光客の減少は、シュリーナガルの現地の経済にも直結し、住民の暮らしはなかなか向上していきません。残念ながら、住民の暮らしが向上しない限りは木材市場も活性化していきません。シュリーナガルは歴史的に見ても木材産業が発展してこなかった地方であり、これからも住宅や工場などの特需が生まれない限りは、木材市場が活性化することは考えにくい土地柄にあります。しかし、周辺の産業が発展しシュリーナガルの住民の暮らしに好影響が出るなどがあれば住民の生活も向上し、生活水準や収入の向上につながる可能性があります。

 

 
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