コーヤンブットゥール(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

インドの最南部にあるタミル・ナードゥ州コーヤンブットゥール県、その中央部に位置しているのがコーヤンブットゥール市です。インド国内全体でも16位にランキングされる都市圏人口(およそ210万人)を擁しており、地域経済の中心的な役割を果たしている都市です。産業で有名なのは織物工業で、南インドの万チェースタートも称されることがあります。また近年はITテクノロジーの発達に伴い、インド国内外のIT産業が集積してきている状況も特徴となっています。ソフトウェア産業やIT関連のアウトソーシング産業の発展が目覚ましく、新旧の産業が入り交じる独特の経済構造を見せている都市です。
赤道に近いインド南部の地域ということもあり、気候は熱帯のサバナ気候に区分されます。比較的乾燥している時期が長く、建物も木造住宅が多く見られる地域です。インド北部の石造り住宅が立ち並ぶ雰囲気とは異なり、南アジア的な光景が広がっていることも特徴としてあげられます。
それらのことからも、木材市場は安定しており取引状況も高い水準で推移していることがわかります。現況は経済発展の継続性によって需要が大きく伸びていること、インド政府の住宅建設推進政策によって木材の慢性的な供給不足から高値での取引が期待できることなど、好判断な材料は比較的多く見られると言っても良いでしょう。インド国内の都市比較では、コーヤンブットゥールでのIT集積に見られる先進性など、従来の因習が根強い地域よりもスクラップアンドビルドが進みやすい地域と言えますので、特に建築資材としての木材需要は活発です。東南アジア諸国など周辺国からの木材輸入が禁止されている現況もあり、インド国内での木材市場は考えられている以上に安定感が高く、お勧めできるとも言えるでしょう。緯度の低い熱帯性気候の都市であること、経済の発展スピードの状況など、いくつかの要素を読み込んで積極的な投資に結びつけるのが良いものと考えられます。

 

 
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