ヴィシャーカパトナム(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

インド中東部のアーンドラ・プラデーシュ州にある人口およそ180万人の都市「ヴィシャーカパトナム」は、ベンガル湾に面しているインド国内で重要な地位を占めている港湾都市です。重化学工業を主産業とし、軍事的な基地(インド海軍)も立地しているために、きわめて多種多様な人材が集まり発展を続けています。近年はIT産業の立地も多く見られ、情報技術や医療関係の産業もその割合を高めてきていることが特徴です。急増する人口を受け入れるために多くの住宅を建設する動きも全体的に高く、建築資材に関しての取引も活発に行われています。
ヴィシャーカパトナム市中心部の建築は鉄筋コンクリート造の高層ビルがほとんどですが、都市郊外には木造のアパートメントタイプの住宅が立ち並び、日本の首都圏郊外都市と同様に新築物件が好まれる傾向にありますので、資材である木材も旺盛な需要があると言えます。比較的東南アジア圏に近い気候風土も、木造アパートメントとの相性が良いためか、インド中央部や西部と比較すると、木造建築の割合が高く木材市場も活性化していることが挙げられます。
特筆するべき木材産業という観点では、ヴィシャーカパトナム近郊では目立ったものがない現況ではありますが、中小の木材取扱業者は多く、ヴィシャーカパトナム郊外に一定規模の工場を構えている地元資本の企業は少なからず見られます。上述のように建築需要は高く推移している関係上、木材相場における将来的な展望は堅調と言えるでしょう。
インド独自の政府政策である住宅供給は、今後更に推進していくことが確実視されているために、より活発な木材市場の発展も期待できると見られています。国土の森林被覆率が低下していることで、森林の育成と木材資源確保についてもインド政府が積極姿勢を見せている現況では、ヴィシャーカパトナムの都市開発と需要の推移を見極めて、投資のタイミングを決定することがおすすめです。

 

 
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