グワーリヤル(インド)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

グワーリヤルはインドの中央部マディアプラデーシュ州にある都市です。人口は120万人を超える大都市で、グワーリヤル城があることで知られます。ちなみに世界遺産のタージ・マハルは120kmほど北にあります。グワーリヤルは昔から交通の要衝として栄え、14世紀にグワーリヤル城ができました。この城の主は次々に変わっていったことで知られ、スーリ帝国やムガール帝国、マラータ王国や大英帝国と城主は変わっていきます。大英帝国の植民地時代にセポイの乱が起き、ここは重要な拠点となったことでも知られます。

 

そんなグワーリヤルは経済発展が著しい地域として有名です。人口増が続き、大規模な建築物ラッシュも続いていることで木材市場の現況は活況となっています。インドは世界2位の人口を抱えていますが、中国が一人っ子政策を実施したことの影響やインド経済の発展などで、将来的には第一位の世界人口となることが確実視されています。これからも住宅や家具など需要は途切れる心配がなく、様々な木材の利用が予想されるでしょう。現在も木材市場は需要に対して供給が追いつかない状況で、国内の木材市場はもとより中国やネパールなどアジア諸国から木材の輸入が続いています。

 

加えてインドは木材の輸出を原則禁止しました。森林の伐採による資源の減少などが理由です。熱帯雨林にあるマングローブ林は政府により保護されており、輸出で出回ることはほぼありません。インド政府は環境保全活動の推進も進めています。2017年より始まった市民による植樹活動はその一環です。インドは急激な工業化により光化学スモッグや酸性雨などの環境被害が相次いでいます。グワーリヤルも例外ではなく、むしろ英国のメディアの調査によれば世界第2位のスモッグ都市に選ばれてしまいました。これからはグワーリヤルでも環境対策や環境保護政策が急務となっており、木材市場に「持続可能性」をもたらすことが期待されています。

 

 
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