ホイアン(ベトナム)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

ベトナムは古くから日本と関係の深い国で、鎖国をしていた江戸時代からも民間で交流がありました。当日日本の職人が建設した橋が、ベトナムの観光地であるホイアンに今も残っています。ホイアンはベトナムで人気の観光地で世界遺産に登録された寺院もあります。これらの建築物は木が多く使われ、木材市場の現況は好調です。木材市場の好調な理由は幾つかあり、まずは先程紹介した観光施設の修復によるものが大きいです。ホイアンはリゾート地としての人気を維持するため、寺院が痛んだら直ぐに修復するよう取り組まれています。寺の数も多く、全てが複雑で美しい仕上がりの装飾が設置されており、それらにも木材が多く使用されています。木材の加工を行う職人さんの人数も多く、木材市場が停滞する恐れはありません。寺院だけでなくお土産の品にも木材がよく使われています。こちらも見事な芸術品で観光客の評価も高く、好調な売れ行きを維持しています。次に木材市場の良い理由に、橋などの公共物にも木材が多く使われていることです。ホイアンで建設されている橋は、一般的な橋も多くあり木材が使われていますが、観光客がよく通行する所は、歴史と重みのある橋が作られており、こちらも装飾などに大量の木材が使われます。公共物は当然多数の住民や観光客が利用しますので、老朽化すると直ぐに建て替えられます。特に木材は鉄骨と比べて耐久期間が短いので、定期的に修復する必要があり、こちらでも木材需要があるため木材需要が途切れることはありません。ホイアンで暮らす住民の住居も木造がほとんどで、一戸建てやアパートの建設でも木造が多く使われます。木造住宅は一見すると、強風や台風上陸で直ぐに倒壊するのではないかと心配されますが、そのようなことはなく長年の経験により風の向きを考慮したり、なるべく風が直接あたらないよう工夫されています。ホイアンにとっては今後も木材需要は多いため、木材市場は好調を維持すると予想されます。

 

 
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