ホーチミン市(ベトナム)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

ホーチミン市はベトナム共和国の最大都市です。ちなみにホーチミンという地名はベトナム共和国の初代主席で、建国の父とされるホー・チ・ミンからとられました。市街地の中心部はサイゴンと呼ばれ、東南アジア有数の世界的な都市とされています。古くからベトナム経済の中心地として栄え、人口は約850万人です。フランス領だったこともあり、かつては「東洋のパリ」と呼ばれました。現在は急激な高度成長期に入っていることで、高層ビルと雑多な町並みが混在するヨーロッパとアジアが一体となった街に変貌しています。

 

それではホーチミン市の木材市場の現況を見ていきましょう。ベトナム林業総局によると2016年から2017年の林産物輸出は約10%成長しました。この年は全体の輸出額が80億ドルを超えた年でもあります。ベトナム全体の輸出品目としても木材製品は6番目に付けており、国は重要な産業と位置づけています。現在、木材製品の輸出額はアジアで中国に次いで2位です。ASEAN諸国では1位、世界では5位となっています。

 

ホーチミン市にはHAWAの名で知られるホーチミン手工芸木材工業協会があります。ここは1990年に設立された協会で、ベトナム国内には4つの大きな木材工業の関連団体がありますが、そのなかでも一番の歴史を持ちます。手工芸の業界団体としてスタートしましたが、木材に関するものならあらゆる企業やメーカーが集っています。ホーチミン市は最近、環境に配慮された製品のニーズが高まっているようです。違法伐採の取り決めも強化されたことにより、市場には信頼性の高い商品が順調に増えてきています。海外ではアメリカやヨーロッパ、そして日本が代表的な取引国となっており、不動産事業が好景気を迎えている影響もあって輸出は堅調です。中国やインドといった急成長を遂げている国々への輸出総額も増えており、この成長率は数年は続くと見られています。木材市場のトレンドは中国からベトナムへとシフトしてきています。

 

 
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