ディエンビエンフー(ベトナム)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

ディエンビエンフーはベトナム北西部にある盆地の町です。ラオスとの国境に近く、世界史的には第一次インドシナ戦争の「ディエンビエンフーの戦い」で知られます。ディエンビエンフーはムアンタン渓谷の中に位置する盆地で、人口は約10万人です。夏は毎日のように雨が降り、冬は晴天が多いものの気温は低くなります。最高気温は40度近くになることもありますが、ベトナムのなかでは冷涼な地域とされています。

 

それではディエンビエンフーの木材市場の現況を見ていきましょう。ベトナムの木材市場は急成長中で、世界の木材取引の主導権は中国からベトナムへとシフトしていると言われています。その成長率は年間30%と言われているのが現況です。アメリカやヨーロッパの不動産事業が好調のため、ディエンビエンフーの木材取引も大きく躍進しています。ベトナム全体の2016年の木材輸出は26.8億ドルを超えました。この好景気に牽引される形で、ディエンビエンフー内にある機械や設備、塗装といった木材に隣接する業界においても大きな成長が期待されています。

 

アジアに目を向けるとベトナムの主な取引先は中国や韓国、そして日本です。日本も不動産事業が好景気を迎えているため成長著しい部分です。2019年に関しても木工製品の輸出は増加傾向にあるため、しばらくは成長が期待できるでしょう。近年のトピックとして木工業界は違法伐採を厳しく取り締まっていくという取り決めが公約となりました。これまで違法に伐採されたものが市場に出回ることがありましたが、これからは合法的に伐採された木材の利用を推進していくことで、各国との信頼関係の構築が期待されています。さらには自由貿易協定により製品の自由化や多様化に関しても取り組まれており、さらに輸出を拡大する計画が進行中です。

 

ベトナム国内の木材使用に関しては、近年のトレンドとしてエコに配慮された製品の需要が高まっています。新たなニーズの登場により国内市場も期待感が高まっています。

 

 
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