ダラット(ベトナム)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

ダラットはベトナム南部の中部高原エリアにあります。
1年と通じて冷涼な気候で、高付加価値農業でも知られます。
利用可能な土地面積は限られ、農地はほぼ100%が農家により所有されています。
森林と登録されている土地が多く、他の目的で土地を利用したい場合は中央政府の承認が必要になります。
木材市場の現況を見てみると、大きな変化はないです。
ベトナムでは森林面積が大きく減少したことがあり、政府は1998年に500万ha造林計画を策定し、造林の促進活動と森林の保全活動を実施しています。
政府の努力が実を結び、森や林の面積は徐々に広くなります。
500万ha造林計画の達成率は7割と大きな数字を出していますが、生産林の達成率は5割を切っています。
森林は質が重要ですが、質が低下しているエリアが増えている状況です。
質が低下した原因については、森林の公益的な面や経済的な面に対する評価の低さが指摘されています。
ベトナムの森林破壊率は上昇していますが木材の輸出は好調で、主な相手国には日本も含まれます。
森林の保護と開発を両立させたい政府は、森林の再生のために政策や法令の見直しを進めています。
ヨーロッパのバイヤーが強く認証材を求めたこともあり、政府は森林認証を推進することになります。
多くの木材加工会社が認証を得るため、様々な企業とパートナーシップ関係にあります。
森林の所有者と木材加工業者の協力を促し、PEFC森林認証の導入も計画しています。
省レベルのFPDFが運営されたことで、森林保護に従事している人々をサポートすることができます。
最近はベトナムにある木製家具の工場に興味を示す投資家が増えています。
特に熱心なのが中国の投資家です。
ベトナムが拠点となっている木材加工業者は多く、その約3割が中国と台湾の資本になっています。
木製家具産業が発展していることは、国の経済にも大きな貢献をしています。
輸出業者は、アメリカやヨーロッパ市場だけでなく韓国や中近東、ロシアの市場開拓も進めつつあります。

 

 
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