ナムディン(ベトナム)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

ベトナムの北部には広大なデルタ地帯が広がり、国の主要な産業である農業を支えています。その中心部に位置する人口およそ220万人を擁する大都市がナムディンで、北部ベトナムの中心都市としての機能を有します。肥沃な穀倉地帯であるデルタで生産される穀物の集積地として発展し、古くから繊維工業を主とした工業都市にも数えられています。現在は産業が発展し、首都のハノイに並ぶデルタ地帯の重要な都市に成長しました。ベトナムは急速な経済成長の只中にある国で、人口も急激に増加傾向にあり、都市部への集中も日本以上に進行していると言われています。そのため住宅の供給は成長のスピードと比較すると追いついていない部分もあり、木材市場の活性化につながっているものと考えて良いでしょう。
東南アジア文化圏であるために、一般の住宅の建築資材には木材が多用されています。都市周辺では数戸単位の集合住宅(アパートメント)が立ち並ぶ光景は、かつての日本のニュータウンにも見られたものです。安定的な住宅供給のためには木材の供給が不可欠であるために、ナムディン周辺地域での木材市場は、更に活性化していくことが確実視されています。現況は好調を維持しており、経済成長が今後も見込める地域ですので、投資対象としても魅力的なものとなっています。
また、ベトナム全体で木材は主要な輸出産業となっており、世界のシェア占有率も6%前後と高い水準です。木材市場をコントロールしている団体は複数ありますが、ナムディンを含む北部はハノイの木材協会の影響下にあるとされています。小規模経営の木材生産企業が多数を占める現況を改善し、国の主要な産業へ育成するという動きも強く見られますので、市場活性化のチャンスと見られていることも好材料として認められています。政府関係機関や企業参加の見本市などへの出店状況など、ナムディンを取り巻く木材市場の相場感をチェックし、随時適切な判断を行うことがおすすめです。

 

 
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