ラックザー(ベトナム)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

ベトナムのラックザーは、キエンザン省に属する湾岸都市です。タイランド湾に面しており、ベトナムの中で2番目に大きな貨物埠頭を有していることから、年間を通して世界各国との貿易が盛んな地域です。このラックザーではベトナム国内と隣国のミャンマー・タイで伐採された木を取り扱う木材市場があり、年間の輸出数は約840万トンになるほどです。現況ではラックザーの大きな経済効果を生み出している市場でもあるので、貯木場の整備や関連加工場の建設にベトナム政府およびキエンザン省が補助金も出しています。2019年令和元年のラックザーの木材市場で大きな取引先となっている国は、アメリカ・イギリス・スウェーデンそして日本です。輸出している木材の種類がローズウッド・ウォルナット・アカマツの3種類になっており、これらは先に述べた国々で住宅用建材として使用されていることから需要が高いことが見て取れます。現況ではアメリカがラックザーからの輸入が最も多く、年間約320万トンを締めていますが、日本も2000年を境に少しずつ輸入数が伸びている傾向があります。東京税関晴海埠頭事務所の報告書では1992年でラックザーからの木材輸入数は約2400トンと僅かな数字であったものが、2014年には約120万トンに跳ね上がっています。これは日本国内で注文住宅と、外国風住宅建築が人気になっていることが理由に挙げられます。また国内のスギやヒノキよりも耐久性と断熱性に長けている木材がアカマツでもあり、省エネ住宅を建築するうえでも欠かすことが出来ない素材です。人々が生活するうえで欠かすことが出来ない住宅用建材の木々を取り扱うラックザーの木材市場は、2019年令和元年以降もますます活発な動きを見せてくれることが予想出来ます。また現況では日本は輸出相手先としては第4位ですが、今後も人口増加に伴い戸建て住宅の建設も盛んになってアメリカ・イギリスと同等の取引先となることでしょう。

 

 
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