ダナン(ベトナム)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

ベトナムは南北に別れた長期の戦争中に豊かな森林資源が荒れ果てて、さらに戦後の食糧難対策のために畑や水田に開墾されて森林が減少しました。その後も不法な伐採を政府が放置したため、豊かな天然林は減少し続けました。その当時は伐採された木材は、生活に使う薪や火力発電の燃料用の木材に使われ続けました。良質な熱帯雨林の木材の価値を上げるために、政府が重い腰を上げて1990年にベトナムで木材産業の強化と輸出の拡大と国内市場の改善などを目的とした手工芸木材工業組合が設立したり、2000年には首都を中心に活動する林産業協会が出来て政府は林産業に力を入れるようになりました。2010年代には、ベトナム政府は林材品を所要輸出品と位置づけて、各地にある林材市場から林材品を加工する工場を作りました。またその加工された林材品を運送するための輸送インフラも整備され、ベトナムに林材品の輸出目的の港が何カ所か整備されました。2016年頃より世界中で木材需要が活発になり始め、木材製品が輸出品目の6番目に大きな品目になり、アジアで2番目に輸出量の多い国になりました。
ダナンはベトナムの中部に位置して、昔から輸送拠点として栄えてました。ダナンは港湾都市として栄えていて、沢山の木材市場にアクセスが良かったため、ベトナム政府によって大型コンテナクレーンのある港の整備がなされました。2018年の初頭に、ダナン港から林材品を輸出するための大型コンテナ貨物船が入港できるようになりました。ダナン港の輸出貨物量は、毎年少しずつ増加して行き2019年の現況でも増加が続いています。近隣のアジア諸国では、資源保護のため林材品の不足により、ダナンからの木材輸出はこれからも増加すると予想されています。ベトナム中部の高原地帯などまだ開発の余地がある木材市場が残されていて、それらの中部の市場の開発が進めばさらにダナン港の輸出量が増加してさらなる発展が予想されます。

 

 
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