タイグエン(ベトナム)の木材市場の現況(令和元年・2019)

 

ベトナムは東南アジアのインドシナ半島に位置する社会主義国家で、今後経済成長が進むと言われる新興国で、海に面したハロン湾に沿って中国・ラオス・カンボジアとの国境を挟む国で、国全体の北東部に当たる地域にタイグエン省という都市があります。
タイグエンは森林資源が豊富で、近年では家具や建築資材に使われる木材が欧米、アジアの市場に流通し、およそ80%弱が日本を含む先進国向けに輸出されています。
ベトナム政府も一体となり、国の産業として成長させる狙いがあります。
木材市場が成長する一方で、森林伐採が進む問題も大きく、伐採制限と植林に力を注いでおり、自然破壊にブレーキをかけ、生産と保護を同時に進めています。
タイグエンの高温多湿な自然環境で育った木材は水分と栄養を豊富に吸収し、耐久性が高いことから建築用資材や家具として適しており、北米市場を代表として日本にも多くの資材や製品が輸出されています。
輸出量の半分は北米で続いて日本が多く、家具及び住宅関連資材が90%を占めます。
年々増加する木材の輸出量はベトナムの経済成長を促す半面、森林伐採による自然破壊も深刻となり、2000年以降は天然林で伐採制限をすると共に、人工林の開発を進め、現在海外の木材市場に流通する木材の大半が人工林からの木材で、生産と流通のバランスを保つ現況にあります。
先進国となるために開発を進める反面、環境破壊や大気汚染などの問題が大きくなる中、ベトナムでは政府が一体となった国の成長と自然保護に取り組んでいます。
ベトナムで活発な木材市場ですが、森林資源に依存して生計を立てる人が1600万人とも言われ、さらにその家族を含めるとおよそ三分の一の国民が依存している現況にあります。
今や世界の成長の一翼を担うベトナムの木材市場であり、今後も安定した供給が出来るために、質の良い木材が成長する森林開発に力を入れ、さらにベトナムの成長を支える先進諸国と連携を図り、世界の木材市場の流通網を形成してゆきます。

 

 
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