三重県員弁郡における木材市場の現況(2019・令和元年)

 

三重県員弁郡は、周辺地域の木材の環境が非常に良質であるという傾向から木材市場の現況も他の地域と比較して良好です。本来、木材市場は独自にルートを確保して需要と共有を満たす必要があります。需要が存在しないと素材を買ってくれる業者もいなくなってしまいますので、木材市場は自然と停滞します。この点、この地域では木材の利用に関して自治体全体で明確な利用についての方針を固めているという大きな特徴があります。これは2019年の令和元年であっても変わりありません。
元々、この地域の資材は調湿性と断熱性を有している素材であるという高い評価があるため、この周辺地域の素材を利用しようと公共施設などへの積極的な仕様を自治体で認めているくらいです。そのため、他の地域と比較しても木材市場は安定している傾向があります。こういった方針は、平成24年度から始まっているものであるため今に始まったことではありません。準備期間を経て周辺各所に積極的に木材を利用するように方針を固めていましたので、安定供給の市場を作ることができています。
自治体の方針で、建築材料そのものを木材として利用することを促進していますので、建築基準で法律違反に該当するようなケースを除いては、現在でも順調に資材が利用されている背景があります。それだけではなく、周辺の森林整備などによって使う必要がなくなった木材などの資源を、エネルギーとして活用することができないかなどの研究も行われています。そのため、木材への需要が減少する機会が少なく、実際に余った木材は研究用の資材として有効活用されている傾向があります。建築物以外への取り組みでも、自治体全体で建築材料以外の消耗品や備品などに対しても木材を利用するような方針を固めています。実際に、木材は三重の木の認証を受けたものを優先して利用することが求められます。公共事業などへの利用にも積極的であるため、民間と自治体が木材市場の活性のために努力していることがわかります。

 

 
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