三重県三重郡における木材市場の現況(2019・令和元年)

 

三重県三重郡は三重県の東部に位置し、愛知県・岐阜県との県境になっている地域です。この三重郡は江戸時代には東海道の宿場町として栄えたところで、美濃山脈の高品質なスギは江戸城の建築にも使用されたほどです。現在でも国内向けのスギ・ヒノキの伐採件数は全国4位の年間34万トンになっており、三重県三重郡の財政を支えるに至っています。令和元年の木材市場の現況は、林野庁の調査が始まった1970年以降でもっとも多い取引件数となっており、国内外を併せると約150万件になります。このうち国内向けの住宅建材として使用されているスギ・ヒノキは、主に関東地方に出荷がなされていて無垢材のまま使用されているのが特徴です。1980年代の各地で宅地開発が盛んにおこなわれていた頃は、三重県三重郡の木材取引件数は年間1万トンに満たなかったため、大きな躍進を遂げたといえます。関東地方で三重郡並びに美濃山脈で伐採されている木材の需要が高い理由で挙げられるのは、注文住宅が人気になっているからといえます。注文住宅の魅力は自然の材質を生かした作りと、高品質な内装空間を実現することでそのニーズに叶っているのが三重郡で切り出されている木材です。無垢材として使用するには十分な強度と木目の美しさを誇ったもので、2016年からは中国・マレーシアにも輸出を開始しました。輸出をする時は三重郡朝日町にある港に停泊している大型貨物船に木材を積載しますが、必ず税関の検査を受けないといけないので朝日町から一度、鳥羽市にある港へと寄港するのが特徴です。通常のスギ・ヒノキと違って品質が良いことから、海外では10kg当たり約8000円の値段で取引されていています。令和元年以降の三重県三重郡の木材市場の動向を推察すると、今後ますます海外での需要が高まる見解が示されており輸出量があがることが伺えます。現段階では三重県内の木材市場の中では収益は少ないところですが、輸出量によっては10年後に大きく収益を増加させる可能性を秘めています。

 

 
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