鹿児島県出水市の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県出水市の木材市場の現況を説明します。
出水市で木材を扱っている企業について確認しました。
ある企業はヒノキや杉を中心に国内各地から原木を集めています。
樹齢50年以上の木材が中心で、建築用途に加工します。
昨今は低価格の外国材の需要が増え、国内産の需要は伸び悩んでいます。
鹿児島出水市の木材市場も例外ではなく、少しでもコストを下げたいという、
顧客心理から外国材を選ぶ傾向にあります。
植林してから建築用の資材として加工できるまで成長するのに、最低でも、
50年以上はかかります。それだけ長期的なサイクルで見ていく必要があり、
そのサイクルの中で森林資源が循環して、日本の国土を維持しているのです。
外国材は安価ですが、必ずしも日本の風土に合った素材とは言えません。
耐久性や腐食に対する強度は国内産の木材のほうが優れています。
国内産木材の普及促進と森林資源保護のため、違法伐採を取り締まっています。
しかるべき業者だけに木材の伐採許可を与えて、違法に伐採された木材が、
市場に出回らないように監視の目を光らせる必要があります。
鹿児島県では「鹿児島県森林組合連合会」「一般社団法人鹿児島県林材協会連合会」、
「鹿児島県素材生産事業連絡協議会」の3団体が審査及び、認定業務を行っています。
出水市では「北薩森林組合」と「北薩木材加工センター」が認定されています。
認定を受けると、間伐材の使用確認や電力供給で利用するバイオマス材の利用が可能になり、
再生資源の活用に役立ちます。建築廃材や加工段階で発生した木くずなどはこれまで、
廃棄されてきましたが、昨今のエネルギー事情からこれらは再生エネルギー源になります。
鹿児島県出水市内でも自然エネルギーであるバイオマスを注視する企業が出始めています。
限られた資源を有効活用すべく、木材市場も原木の加工だけでなく、加工段階で発生した、
大量の残留物についても今後、利用が広がると予想されます。

 

 
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