鹿児島県南さつま市の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県南さつま市は鹿児島県は薩摩半島南西部に位置している、人口32000人あまりをようする町です。同市の西側は東シナ海に接しており海洋性の気候で年間を通じて、温暖な環境に恵まれています。南薩摩市の南西側(旧笠沙町から旧坊津町にかけての地域一帯)には、美しいリアス式海岸が広がり、坊津地区の「双剣石」は国の名勝地に指定されています。本土から西に離れた東シナ海沖合いには、宇治諸島や草垣諸島が広がっているのです。
東シナ海に広く面していることからうかがい知ることが出来るように、漁業が主な産業です。また温暖で山間の地域が広いことから豊かな伏流水を利用した農産業も盛んです。金嶺コシヒカリなどの銘柄米の他、らっきょうやキンカンやかぼちゃなどの野菜の栽培も盛んに行われています。温暖でありながら、比較的乾燥した山地周辺などではそばの実の栽培も伝統的に行われておりそば焼酎の醸造なども伝統産業の一です。
地方都市のご他聞のれいにもれず、高齢化や人口減少などの問題に直面しているとから、地域振興のためのユニークな対策にも取組んでいる町です。南さつま市には日本有数の鳥取砂丘などとならぶ三大砂丘の一つである、吹上浜がひろがります。観光資源の魅力が高い吹上浜を活かして、自転車による様々なイベントなどユニークな町おこしでも近時、注目を集めているようです。
鹿児島県南さつま市の林業はスギ・ヒノキの栽培が中心になっていますが、輸入剤の流入とそれに伴う木材価格の低迷が響いて、必ずしも順調に管理されているとはいえない状況にあります。植林後相当年数が経過していることから、人工林全体で高齢樹化や資源の充実化が顕著で間伐、とりわけ利用間伐の必要性が高くなっているのが現状です。
木材市場の現況は、林業の後継者不足などの問題に直面しているのは確かです。しかし最近では輸入木材の調達難やバイオマス発電への木材需要が見込まれるのでポテンシャルが高いといえそうです。

 

 
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