鹿児島県奄美市の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県奄美市は、鹿児島県の離島部に位置する自治体で県内の離島自治体の中でも経済規模も大きく、人口も多数を有している特徴があります。鹿児島県の南部に位置しており、気候が海に囲まれ温暖多雨なのが特徴的で材木の成長も激しい側面がある一方、海岸沿いは潮風の影響を受けて材木の生育が抑制されている傾向が強いです。
鹿児島県奄美市内の群島における森林面積は81,359ha存在し、総面積の約65%を占めています。なかでも奄美群島の大島本島と徳之島は森林率も高く約88%となり、群島の中でも高いのが特徴的です。
他にも森林に占める民有林の比率も約90%であり、本土の割合とほぼ同じ比率にもなっております。人工林や天然林のいずれに関しても、リュウキュウマツの比率が高く、他にもスギ・ヒノキなどを見ることも可能です。
鹿児島県奄美市の木材市場の現況を把握する場合には、木材加工場がどのくらいの数が存在するかがカギを握ります。令和元年時点では、市内には製材工場が3工場、チップが2工場となります。
製材工場が3工場存在しますが、その生産規模に関しては零細である特徴が見られます。ただ木材を利用した製材品の増加、薪材の供給などで燃料向けの木材利用の需要が存在するため、生産能力の工場が課題になっているのも現況です。
なお素材生産業においてもチップ工場の稼働に伴い、生産活動の再開が加速しています。平成23年度では素材生産業者が12業者が存在しましたが、平成28年度には12業者が増加し24業者になっています。
令和元年でも業者数が増える見込みで、今後のチップ生産が盛んになる可能性を秘めております。それに伴い、林業就業者も増加基調になり、鹿児島県奄美市の木材が県内の木材市場に占める割合も高くなる可能性も存在します。
他にも鹿児島県奄美市は観光産業にも力を入れる一方、また人と自然の共生する地域づくりを推し進めた政策を行っています。奄美地方が自然豊富な地域性からも森林教育の場を提供するよう、森林と人とのふれあいにも力を入れているのも特徴的です。

 

 
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