鹿児島県三島村の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県三島村は、薩摩半島最南端から南南西に約40キロメートルの位置にある洋上に囲まれた三つの島にある村です。島の気候は亜熱帯的海洋性気候で温暖で、大名竹や亜熱帯の成長の早い樹木に覆われていています。島の内陸部の大半は森林と竹林が群生していて、昔から林産業が盛んな地域でした。鹿児島県三島村の木材市場は、村の大半を占める豊富な森林資源や竹林資源を利用して、住宅用の林材はもちろん、その材木を使ったシイタケ栽培や、竹林からタケノコをとって茹でたり、加工品として日本全国に出荷されてきました。だけど林業従事者の高齢化と新規の林業従事者の減少で労働力の低下と人手不足で、徐々に生産量が減ってます。また三島村の島の一つに、自然林と植林による人工林が植えられ、島全体が椿林に育って、多い年には16トンも椿の実が収穫できるようになりました。その椿の実を絞って作る椿油は、村の特産品の一つになっています。椿油だけでなく、それを使って作った石鹸やシャンプーやリンスなども出荷されてきました。だけど椿の実が収穫できる島でも、高齢化と人口流出が続いて過疎化に歯止めが掛からない状態です。鹿児島県では、2019年の三島村の木材や林産業の衰退現況を食い止めるために、様々な試みがなされています。UターンやIターンの定住者を増やすために、首都圏や大都市を中心に、鹿児島県三島村の林産業の魅力を紹介するイベントを開いてます。移住を決めた家族には、林産業への就職の斡旋と子牛1頭などがプレゼントされたり、生活助成金が毎月支給されます。島の主要産業である竹林のタケノコを使った工場や椿油の生産工場の増設に資金援助して、産業育成にも力をいれています。さらに、生産されたタケノコの加工品や椿油を出荷するための林道や港の整備にも行っています。それ以外にも三島村の代表的な特産品である大名竹の生える竹林の所有者と賃貸借契約を結んで、竹林の管理から収穫まで楽しめる三島村大名竹林オーナー制度も作りました。

 

 
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