鹿児島県十島村の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県十島村は、鹿児島県の東シナ海に浮かぶ口之島・平島・諏訪之瀬島・悪石島・小宝島・宝島・中之島などの島々で構成が行われている行政区の村名です。鹿児島県の中でも南端に位置する7つの島などといいますが、これは有人島の数であり、無人島を含めると全部で10の島で構成されています。鹿児島県十島村の人口は2019年6月時点で768人といわれていますが、人口は7つの島に分散されているため、各島の人口は数十名から数百名程度です。年々過疎化が進むなどの現況がありますし、厳しい自然環境や経済環境下に置かれており、役場は鹿児島市に設置されるなど村としての一体性を確保することが困難ともいいます。鹿児島市に役場を設置している理由の中には、国や県に対する業務を行う場合、島の中にあると交通費がかさむなどが挙げられます。

 

島の産業は、漁業を中心に農業や林業などですが、林業は年々高齢化が進むなどの理由からも徐々に衰退しているともいわれています。2015年に行われた国税調査の中では人口増加率が全国5位、これは島を離れる人が多いこと、他から移住する人がいないなどの意味を持つものです。島の中での生活向上を目的とした土木工事が行われていますが、本業となる漁業や農業、そして衰退し始めている林業などがおろそかになりがち、このような現況が存在しているのです。ただ、土木工事には木材が欠かせない存在などからも木材市場は工事が行われることで多少なりの活性化を見せているようです。しかし、木材市場は決して明るい未来ではなく、このまま過疎化が進行すれば有人の島の人口もゼロになる可能性さえ出てくる、過疎化を促進させない取り組みが必要とされます。ちなみに、鹿児島県十島村は宿泊施設などのようなインフラが発達していないため観光においても活性化が行われていません。ちなみに、鹿児島県十島村のホームページでは人口の減少を懸念して、島で暮らしたい人々を募集するなどの試みを行っています。

 

 
トップへ戻る