鹿児島県南大隅町の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県の南大隅町は鹿児島県の東南部にある、大隅半島の南部に位置する町です。日本本土の中でも最南端に位置しており、年間を通じて温暖な気候が特徴となっています。南大隅町の人口は1950年をピークとし、徐々に減少を続けており、現在ではピーク時の3分の1程度まで減少しました。このような人口変動は今後も続いていくものと考えられています。その影響をもろに受けているのが木材市場です。木材は住宅によく使われますが、人口減少の一途をたどっている南大隅町ではその需要が高くありません。木材を主として販売していたメーカーもどんどん供給量を減らしています。それゆえに木材市場は盛り上がっていないのが実際のところです。ところが鹿児島県南大隅町には林業を行っている方がいません。そのため、木材を町内で生産することが出来ません。つまり、需要が低くなった現在においても他の町から木材を運んできてもらう必要性が高いということです。南大隅町は島にある町なので、木材を運ぶには一定のコストが掛かります。それらを総合的に判断すると、需要がそれほど高くないにも関わらず、高いコストをかけて木材を購入している方が多いと言えるでしょう。独自の販路を持っていないメーカーが参入するのは難しい可能性があります。

 

南大隅町の木材市場の現況としては需要と供給のいずれもが低いと言えます。コストがかかるので安く手に入れることは困難であり、住民が新しい家を建設するのは容易ではないのが実際のところです。今後もこの傾向は続くと考えられ、この町に主として木材を販売しているメーカーはまだまだ苦しい状態になると想定されています。一方で住民の数をなるべく減らさないためにも木材購入のハードルを下げることが、自治体には求められている事情もあります。これから先の人口変動により、南大隅町の木材市場は強い影響を受けることは間違いなく、情報を整理しておくことが重要となります。

 

 
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