鹿児島県中種子町の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県中種子町は、大隅半島から約40km先の種子島にある町です。
種子島は大隅諸島を構成する島のひとつになります。
独自の貝文化を代表する遺跡や鉄砲伝来でも広く知られています。
種子島は種子島木材でも有名で、木材のフェスティバルも好評です。
この催しは、木材への理解を深めて業界の活性化を図ることを目的に開催されています。
種子島の木を伐採し、加工して住宅を建てている会社もあります。
鹿児島は木材の輸出量が増えてメディアでも話題になっていますが、種子島の木材市場の現況も安定しています。
九州農政局は九州の農業情勢をまとめたレポートを公表していますが、政府が力を入れている農林水産物の輸出では木材の伸びが大きいです。
日本は長い間林業の衰退が問題になっていましたが、木材の輸出が急増したことで成長産業へと変貌を遂げています。
2017年の木材輸出額は326億円で前年より37%増です。
九州経済圏の輸出額は前年よりも約7割増えて116億円を記録しています。
116億円は過去最高の金額になります。
2018年8月からは高い付加価値がある構造材も輸出できるようになり、さらに輸出の拡大が見込めます。
輸出先は中国がトップでフィリピンと韓国が続きます。
九州では最南部の2つのエリアで活発な経済活動が行われています。
鹿児島県と宮崎県は森林組合が連携し、林業を通して地域の活性化が進みます。
中国の主な木材輸入先はロシアでしたが、丸太輸出関税をロシアが引き上げたために輸入先を日本にシフトするようになります。
中国では建築物に関する法律が改正されたため、中国への輸出量はさらに増えることになります。
山林の所有者や製剤所、輸出業を営む商社との深い連携によって現在の活況がつくり出されています。
志布志市をはじめ行政のサポートがあるのも強みです。
輸出の中心となる丸太は、機器梱包用や土木用などが主力になっています。
日本の木は丈夫で質が良いため、輸出先でも人気があります。

 

 
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