鹿児島県南種子町の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県南種子町は、大隅半島の佐多岬から東南の方角に約40kmの場所医ある、大隅諸島の一つでもある種子島の南端に位置する町です。起伏の多い丘陵地の地形で、ゆるい傾斜の畑地が多く西海岸は海岸線近くまで山地が迫る地形をしており、このエリアには水田が少ないものの丘陵から中央にかけて畑地が広がっています。

 

鹿児島県南種子町は広大な畑地・水田を持つエリアで、温暖な気候は農業に最適な環境です。そのため、農業は町の基幹産業としての位置づけを持っています。ただ、鹿児島県南種子町は農業者の高齢化が進んでおり、農業従事者の数も減少傾向を持つ、耕地利用率も年々減少傾向にあるといいます。さらに、当エリアは台風の通り道になることも多いため、耐風や季節風などによる気象災害が毎年何らかの形で生じている、農業経営における重大な課題にもなっているのです。

 

鹿児島県南種子町は総面積が11,040ヘクタール、その中で林野面積は6,304ヘクタールで全体の約57%の割合です。内訳としては国有林が約23%、民有林が約77.1%で民有林の人工林の割合は約32.4%といわれています。鹿児島県全体での平均率が51.2%になるので、鹿児島県南種子町の割合は非常に低いなどの現況になっているのです。大半が杉林になりますが、森林資源も杉人工林を中心として蓄積量が増加傾向にある、良質な森林資源として充実させるためには間伐などの適切な管理が必要になるなどの木材市場の低迷も感じさせます。

 

木材市場の低迷を感じさせる要因の中には、不在村者所有の森林が増加していることが挙げられます。そのため、木材市場はこれらの問題を解決することが課題になっていること、森林保有規模が極めて零細であること、農業との複合経営が行われている関係から労働力も不足気味であり、結果的に森林所有者の森林の多くは粗放化が進んでいるなどの現況もあり、間伐を行うための人材不足を補うことが木材市場を活性化させることに繋がって来ます。

 

 
トップへ戻る