鹿児島県喜界町の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県喜界町は、奄美群島の北東部に位置する喜界島全域を町域としている島であり人口は約6,700人ほどののどかな島です。サンゴ礁が隆起してできた島であり、隆起した陸地には一部でアコウ・ガジュマル・タブノキなどの森林が形成されています。ただ、喜界町の森林面積は他の島々と比較して全体的に見るとかなり少なめであり、森林率は3%に満たない確率です。喜界島のうち約4割は農耕地となっており、主にサトウキビの栽培などを行っている傾向がみられます。1割を超える割合で草原が広がっている島です。
森林面積が狭いことから、あまり木材市場そのものは活発になっていません。また、喜界島は自然景観も残るトンビ崎海岸・志戸桶海岸・百之台などが国立公園に指定されており、こうした地域においては森林整備を禁止しているため手つかずの自然が守られています。
喜界町の木材市場の現況を見ると、木材商を行っている会社は1社存在しておりそこが喜界島内の建設会社に木材を販売している面がみられます。島の面積は70?とそこまで広くはありませんので、島内の木材でつくる建築物はそれで賄えているといえるでしょう。また、島内だけではなく鹿児島市内の木材会社から営業担当が営業にやってきて、建設会社と木材の取引を行っているケースもあります。
喜界島内の住宅は木造づくりの住宅も多く、アパートなども木造となっているところも多くみられます。建材の主流となっているのは、現在は鉄筋鉄骨コンクリートではありますが喜界島は地震の影響をあまり受けないため木材でも充分にしのげます。人口があまり多くないこともあり、鉄筋コンクリート造りの集合住宅がそこまで需要はありません。価格を抑えてつくるのには、木材のほうが適しているといえます。
ただ、台風については沖縄より数は少ないものの勢力が強いまま上陸するケースがあるため、農作物・船などの一部で被害がみられますが建築物に対しては強風対策をとるように配慮し、また島の防災計画にそった体制をつくって活動して対策しています。

 

 
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