鹿児島県伊仙町の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県伊仙町は奄美群島の徳之島にある町の1つです。この街は大島郡に属し、闘牛等の伝統があり、長寿と闘牛の町として知られています。鹿児島県伊仙町の基幹産業といわれるのが農業で、地理的にも平野部が多く、農地面積が広いこともあり、サトウキビをはじめバレイショやカボチャなどの園芸・果樹作物が活発に栽培されています。そのため、林業はこの街では活況な状況ではなく、鹿児島県伊仙町は亜熱帯特有の特産品を多く栽培し、黒糖焼酎やパパイヤ漬、サタ豆やグァバなどの製品を作り、果実ではマンゴーやメロン、たんかん等の作物の栽培に力が入れられています。
伊仙町のある奄美大島地区では地域森林計画に基づき対象森林などが保全されています。このエリアの地域森林計画の層対象面積は約75000ヘクタールで、そのうち伊仙町の対象面積は1059となっています。この計画には森林の有する多面的機能を高度に発揮させるために生物多様性の保全及び地球温暖化防止なども含めて取り組みが進められています。このエリアでも森林は地球温暖化の防止に果たす役割が高く評価されており、自然環境の保全が進められていると言った流れもあります。そのため、木材市場については生産という点では現況では活況な状況ともいえないでしょう。
しかし、家屋建設や建物建築などの点から、木材に対しては一定の重要があり、島外から木材を運搬して建築現場で用いると言った消費ニーズがあります。そのため、この街の木材市場については生産よりも消費の方がウエイトが大きく、現況では鹿児島県伊仙町の木材市場は大きな規模ともいえないと考えられます。
このように、鹿児島県伊仙町では林業ではなく農業が基幹産業とされており、これはこのエリアの地理的な環境などもあり、農業が主要な産業として位置づいてきたといえます。また、町では森林計画に基づいた保全の取り組みなどが行われており、現況ではこの町の木材市場はそれほど活況な状況ではないと言えるでしょう。

 

 
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