鹿児島県和泊町の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

鹿児島県和泊町は、菅野南部に位置する町で、林野面積は244ヘクタールで国有林はほとんど無く民有林中心です。気候は温暖なため熱帯性の樹木が群生しています。昔は林産業従事者がいましたが、木材価格の下落により減少して行きました。町内の林産業従事者の数は2015年には、県内の産業別のパーセンテージで、0.1%程度で従事者も公的な調査で3世帯になりました。1980年代から急速に下落して、ピーク時の4分の1まで国産木材価格が下がりました。だけど2013年の年末ごろから、下落が止まって反転して上昇し始めました。価格高騰の原因はいろいろあって、九州の熊本で地震が起きた事による木材需要や、5から8パーセントへの消費増税による住宅用の木材の需要が増加した国内要因があります。また林業人口が減って、需要が供給に追い付かなくなったことで、需要と供給のバランスが崩れた事も木材価格の高騰の要因です。それに加えて、国内で2012年より再生エネルギー推進のために、木材チップの価格が高騰して、チップを作るための建築用で使えない間伐材の価格も高騰し始めました。さらに中国や東南アジアの新興国で、違法伐採の取締りや伐採規制を行った事で、間伐材の価格も世界的に高騰し始めました。2014年頃から海外より安値で取引されていた日本の間伐材のばく買いが起こり、衰退していた鹿児島県全体の林産業の活気を取り戻しました。鹿児島県和泊町は、2019年の現況では木材市場に活気はないです。間伐材だけでなく2014年には建築用のヒノキの価格も海外需要の増加により高騰し始めたり、スギ材の価格も持ち直し始めました。また2019年10月には消費税が8から10パーセントに上がる事で、住宅建設の駆け込み需要の増加が見込めるため、木材価格がさらに上がる可能性が高いです。鹿児島県内では、林産業に対して助成金を出したり、林道や港の整備を積極的に行っているので、鹿児島県和泊町にも将来的に資金が投入される可能性もあります。

 

 
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