アラウ(マレーシア)の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

アラウはマレーシアで最も小さな州に属しています。
西海岸の北部にあり、米作や漁業でも有名です。
マレーシアは木材の輸出で世界的に知られていますが、アラウの木材市場の現況は安定した状態が続いています。
アラウはタイとの国境に面しているので、鉄道を使えばタイとマレーシアを行き来もできます。
首都のクアラルンプールからはバスや車で約7時間ほどかかり、電車の場合はKTMインターシティを利用することで5時間から6時間ほどでアラウに到着します。
マレーシアは東南アジアの中央部にあり、森林が国土面積の約6割です。
森林は大きく分けて2修理あり、ひとつは永久保存林になります。
永久保存林は農用地などへの転用をせずに永久的に林業の経営をします。
用途では生産林と保護林に分かれます。
保護林は国立公園などを含みます。
マレーシアは森林の7割以上が生産林になっています。
地域別の森林面積を見てみると、半島部は全体の約3割です。
マレーシアでは、天然林が減っていることから人工造林プログラムを奨励しています。
世界中に様々な種類の木材を輸出していますが、統計局の発表によると2018年の貿易も黒字だったので1998年から21年連続して黒字を達成したことになります。
発表の内容を詳しくチェックしてみると、貿易総額も貿易黒字も2012年以来最高額を叩き出しています。
輸出を国別で見てみると、首位はシンガポールで2位が中国です。
日本は順位が5位に後退しています。
2019年度の貿易について、MATRADEの長官は貿易の総額も輸出入額も前年に比べて5%の増加を見込みます。
一方MIDF研究所は米中の貿易摩擦や物価の上昇、世界経済の低迷などによって2019年度の輸出は前年と比べて3.6%増くらいだと予測します。
MIDF研究所は政府と比べると厳しい見方をしています。
世界的にパーム油の需要が増え、中国もマレーシアから大量のパーム油を購入します。
パーム油の増産で問題になるのが森林の保護です。
マレーシアから大量の木材を輸入している日本も、この問題には関心を持っています。

 

 
トップへ戻る