サンダカン(マレーシア)の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

サンダカンはマレーシアにある都市で、1930年代には木材の輸出量が増えて熱帯産木材では世界最大の輸出港になります。
明治時代と大正時代には、熱帯産木材を買付ける商社員が数多く駐在していたことでも知られています。
ボルネオ島最大の都市から空路で40分ほどの場所にあり、自然の宝庫なので海外からの観光客も多い場所です。
貿易量は減少したものの、木材市場の現況は安定しています。
サンダカンが属しているサバ州はマレーシアの行政区画のひとつで、高度な自治権を持っていることでも有名です。
サバ産の木材の2割程度が日本に輸出されています。
マレーシアの森林には様々なバリエーションがあります。
サバ州の林業局は、1989年からドイツ企業と森林管理に関連するプロジェクトをスタートしています。
大規模商業伐採が開始され、村人の仕事は森林産物の採集から伐採労働に転換します。
商業伐採が収束すると伐採労働も減少していきます。
林業局は森林資源が減少したことで、森林の管理を強化するようになります。
森林認証を取得した後は特に管理を強化して厳しく管理したため、森林資源の利用は制限されます。
マレーシアのコック1次産業相は、2019年の木材輸出額が前年度を上回ると発表しています。
マレーシアは日本をはじめ様々な国と技術交換を行っていますが、中国自治区との林業技術交換にも意欲的です。
中国企業によるマレーシアへの直接投資は前年よりも増えています。
日本は世界でも最大の熱帯産木材の輸入国です。
2020年に東京で開催されるオリンピック開催に向けて、都心では建設ラッシュが続きます。
合板は住宅建設産業を支えています。
熱帯材合板の半分はマレーシアから届きます。
東京オリンピックの組織委員会では木材を調達する際の基準を見直し、新しい基準での運用が始まっています。
最近のマレーシアでは伐採エリアなど様々な理由でコストが上昇しつつあります。
人件費などが上がることで、さらに輸入合板の価格が高くなると懸念されています。

 

 
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