タンジュン・プングリ(マレーシア)の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

マレーシアの中でもジョホール州にあるタンジュン・プングリは、岬の1つでコタ・ティンギ郡のプングラン行政村に所属していてマレー半島の東側の南端であるジョホール海峡の入口にあります。対岸にチャンギというシンガポールの都市があり海上交通の重要な場所であるため防衛の拠点として、20世紀初頭から砲台が設置されていました。今でも岬にはマレーシア海軍の基地や砲台の跡が残されていて、岬の背後にあるプングラン丘陵の頂上には、マレーシア海上監視システムが設けられています。

 

タンジュン・プングリは、東南アジアの中でも大きな木材市場がある場所で産業の1つとして貢献しています。日本や欧米に向けの輸出が半分以上を占めていてカリビアマツやラワン材、レッドウッドなどを取り扱っているのが2019年の現況です。これらの品種はマレー半島に生えている木で、タンジュン・プングリから近い場所で伐採することが可能なことが木材市場を拡大させた原因になります。

 

近代化が進むにつれ伐採するだけではなく加工して輸出するようにもなり、外国が資本となっている木材加工会社が進出しているのです。タンジュン・プングリに住む人の多くが何か木材市場に関係がある仕事を行っているので、現在ではタンジュン・プングリと木材市場は密接に関係していると言えます。

 

輸出の現況を見てみると欧州向けが、およそ3割ぐらいでアメリカと日本向けが、およそ2割ぐらいです。1990年代まではタンジュン・プングリから日本への輸出は1割にも満たず目立つ輸出国ではありませんでした。しかし2000年からは毎年輸出量が多くなっていき、今に至っています。多くなっていった要因として挙げられるのが、タンジュン・プングリの木材は日本の住宅を建設するときに耐久性が高く、とても加工しやすい特徴があるためです。大手の建設会社が新たな建築資材に採用したので、ニーズも幅広くなり輸出量が多くなったことに繋がりました。

 

 
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