パルヌ(エストニア)の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

パルヌは、エストニア西部バルト海のパルヌ湾に面した都市です。
パルヌは夏の首都と呼ばれるビーチリゾート地で、エストニア国内だけではなくフィンランドからも多数の観光客が訪れます。
街の歴史はエストニア国内でも古く、13世紀にリヴィア騎士団がこの地に拠点を築いたのが始まりです。
1318年に市制に移行してからはハンザ都市の一つとして繁栄し、19世紀前半にはリゾート地としての開発も始まりました。
現在はビーチの他に海沿いのヴィラや遊園地などの観光スポットも整備されており、夏を過ごすには最適な街となっています。
そんなパルヌは、これまで街の中心を流れるパルヌ川を利用した木材輸出産業で発展してきました。
上流で伐採された木材は川を流して下流のパルヌに届けられ、ヨーロッパ中に輸出されていました。
川を利用し周辺から木材が集まる都市ですから、パルヌには木材市場も存在していたでしょう。
現況については不明ですが、この街と木材市場は切っても切れない関係にあると言っても過言ではありません。
観光業で栄える現在でも地元の人々は発展の礎を築いた木材を大切にしており、たとえば街には丸太をモチーフにした空間がいくつもあります。
また丸太を使うだけではなく木材の重要な輸出経路だった川をイメージしたデザインも取り入れており、地元の人々がいかに歴史を大切にしているか良くわかるエピソードと言えるでしょう。
川の流れや丸太をモチーフにした広場は、美しい街並みと上手く調和し引き立たせています。
国内や国外から訪れる観光客にとっても魅力的な街と感じる要素の一つとなっており、今後も長く愛されていくでしょう。
このように木材を大切にしている街なので、地元の木材市場も親しまれています。
木材市場ではエストニア国内で消費する木材だけではなく、港湾都市でもあるパルヌから輸出される木材も扱われていて、街の発展にこれからも大きく貢献していくと考えられます。

 

 
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