ヴォル(エストニア)の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

ヴォルはエストニア東南部の町で、ヴォル教区の中心地としても知られています。
歴史は古く、1784年にロシア皇帝エカチェリーナ2世の要請により築かれます。
エストニアはフィンランドからフェリーで2時間ほどの場所にある寒い地域です。
国土の多くが森林であり、自然には恵まれています。
寒冷な気候のおかげで、木の成長がゆっくりです。
ゆっくりと木が成長することで、とても密度の高い硬質な素材が誕生します。
木に関連した産業が盛んで、ヴォルの木材市場の現況も安定した状態が続いています。
森林蓄積量の約4割ほどがマツで、他にも魅力的な木が育ちます。
オークは上品で落ち着いた木目が特徴で、樹齢100年以上の木が数多く存在します。
アップルツリーは白い部分と深い赤みのある部分とのグラデーションが美しい素材です。
黒い木材は世界的に評価が高く、貴重な材料を使った製品は高額で取引されています。
森林が豊富なエストニアは、日常生活の中で使われる製品の多くが木に関係します。
様々な特徴を持つ木があり、家具をはじめキッチン用品やおもちゃなど多様な製品に活用されます。
エストニアでは2020年までの森林開発計画において、年間許容伐採量を設定しています。
国の人口が少ないために国内の需要は限られ、製品の輸出が盛んです。
2015年GFPに占める輸出のシェアは8割に到達しています。
海外で人気が高い木材製品も、燃料用材を野特需給量のうち約9割近くを輸出している状況です。
輸出の主要相手国は製材品がイギリスやラトビアで、丸太がスウェーデンになります。
大断面構造用集成材を含んだ貿易分類品目の4割近くが日本とスウェーデンに輸出されます。
木材の輸入量は輸出量に比べると少ないですが、国境付近にある加工工場では隣国の木材を原料にして様々な加工製品を製造しています。
以前はロシア産丸太を輸入していましたが、ロシアが丸太輸出税を引き上げたため、ロシア産丸太の輸入量は減ります。
その一方で、丸太の代替品となる荒挽き製材品の輸入は笛、製材品の相手告別輸入量を見てみるとロシアがトップです。

 

 
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