パイデ(エストニア)の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

パイデの木材市場の現況ですが、特筆すべき点が3つあります。1つ目は近隣諸国の動向です。ヨーロッパでも中心から外れたところにあるのがエストニアです。一見そこまで人口的な需要はなさそうですが、近年国家総出で外国人労働者の受け入れを推し進めているため国の総人口よりも遙かに木材需要が大きいです。パイデから安い木材を輸入して自国に帰って高い金額で売って利ざやを得るという古典的な方法で、各国の木材業者は利益を上げています。ヨーロッパ諸国は世界的に見ても失業率が高い地域ですが、パイデのお陰で良質で安い木材が手に入るので、林業に携わる人々に限り軒並み失業していません。イギリスやフランスだとパイデの木材と比べてかなり高い金額で取引されるため、パイデの木材があってこその各国の林業と言えます。2つ目はパイデの木材が豊富にあるということです。かつては大して有名では無かったのですが、それを一躍有名にしたのが近年の外国人労働者の受け入れです。木材そのものを触っただけで立派な年輪が見て取れます。その理由は国の過ごしやすい気候です。年中通して高い緯度にあるため、涼しい状態が続いています。木にとっては暑さが天敵で、虫がわいてきて木を食いつぶしてしまう恐れがあります。その心配が全く要らないので、特に手入れすること無く良質な木材がを手に入れられるのです。後は外国人労働者が各国に帰ってその良さをアピールしてくれるので宣伝費用も要りません。大国と比べるとまだまだ小国なエストニアにとっては渡りに船です。3つ目はエストニアが建設ラッシュにわいていることです。かつては社会過ぎ国の一員であったため、表だって国家的なプロジェクトを推し進めることが難しかったのですが、ソ連が崩壊したことによって自主性が生まれたことにより、資本主義的な要素も年々増えていることが大きな要因です。少しずつですが高層ビルが建ってきており、たくさんの木材が必要になります。

 

 
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