長崎県松浦市の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

長崎県松浦市は、県北部に位置し北松浦半島や離島部も含むエリアとなります。総面積は、130.55平方メートルで溶岩台地の丘陵地で平地が少ないのが特徴です。林野面積は、6.129ヘクタールになり、国有林が117ヘクタール・民有林が6.120ヘクタールと圧倒的に個人所有の私有林が多くなっています。現況の森林面積は、5.987ヘクタールとなっているのです。林業の経営母体は、39経営主体で内法人化しているのは3法人で個人で林業に従事している家族経営が大半です。規模が小さく採算性に問題があるため私有林をどのように開発していくかが課題となっています。法人化して大規模な事業を行っても需要となる木材の利用先をまず開発することが先になり、地元産の木材を利用して家づくりをするように働きかけているのです。

 

松浦市の木材市場の現況は、人口の減少も影響して担い手となる後継者不足で森林の手入れが難しくなってきています。戦後のスギ・ヒノキといった人工林が伐採時期になってきていることから対策が急がれています。長崎県森林組合の松浦森林組合が、森林の存続活動や森林生産力を高める努力をしていますが、木材を山から運び出すコストの削減や林道の開発でスムーズに運搬ができるようにすることが課題となります。伐採の機械化を進めていくことが必要ですが最近の木材価格の低迷、輸入木材を家づくりに使用する傾向が個人経営では積極的に取り組むことが出来ないのです。兼業して生計を立てている林業従事者が多いのが現況です。販売事業は、森林組合が建築材や輸送用の梱包材になる原木を中心にして「委託販売事業」や、土木資材やその他一般用材を中心にした「買取事業」を実施しています。「長崎県ヒノキの間伐材」を利用した小物製品の企画や販売を手掛けているのです。森林の整備を進め、伐採期に来ている人工林のヒノキ・スギなどを活用できる方策と山を守るための間伐が災害を防止するためにも重要になります。

 

 
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