長崎県北松浦郡の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

長崎県北松浦郡は、長崎県の五島列島北部の小値賀島や周辺の島々を町域にする人口約2,300人(2019年6月時点)の小値賀町、北松浦半島中南西部に位置する人口約14,000人(2019年6月時点)の佐々町で構成される群です。小値賀町は7つの有人の島と5つの無人島で構成されている自治体で、町域の中心になるのが小値賀島です。年々人口の減少傾向があり、島の中には過疎化が進んでいる深刻な問題を抱えているところもあります。一方、長崎県北松浦郡の佐々町は、佐世保市街への交通の便が良いなどの理由から、佐世保市のベッドタウンとしての役割もあり、人口は横ばい傾向などの違いを持ちます。

 

長崎県北松浦郡全体の木材市場の現況ですが、五島列島にある小値賀町などの場合は、九州本土への輸送コストを懸念する働きが強く、島の中で民芸品などで利用が行われたり、公共施設や教育施設、観光地などからも宿泊施設などで木材が流通されるケースが多いようです。これに対して、長崎県北松浦郡の佐々町では第一次産業の一つとして林業が盛んに行われている、良質なヒノキ材を産出できる場所として知名度を高めています。

 

二つの町の林野面積は、小値賀町の場合は総土地面積2,553ヘクタールに対して1,445ヘクタール(約57%)、林業経営対数はゼロです。佐々町の場合は総土地面積3,227ヘクタールに対して1,778ヘクタール(約55%)、林業経営対数は2経営体です。さらに、林野面積の区分では、小値賀町は国有林が27ヘクタール、民有林が1,751ヘクタールで、私有林の割合は約81%と高めです。佐々町は国有林はなくすべてが民有林で、1,445ヘクタールに対して私有林が784ヘクタール(約54%)、残り46%が公有林になるなど、ほぼ半々の割合になっていることがわかります。尚、長崎県北松浦郡全体の林野面積は3,223ヘクタールで、総土地面積の約56%の割合になります。

 

 
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