長崎県小値賀町の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

長崎県小値賀町は五島列島の北側、佐世保市の宇久島と新上五島町の間にあり、小値賀島をはじめ、野崎島・斑島・黒島・大島・納島・六島、7つの有人島と5つの無人島で構成されている町です。小値賀町は北松浦郡に属する町で、北松浦郡は人口約14,000人の佐々町と人口約2,300人の長崎県小値賀町の2つの町で構成されている群です。ちなみに、小値賀島へのアクセスは博多港・佐世保港からのフェリーを利用することになり、有人の島についてもこれらの船が経由する形でアクセスを可能にしています。島の産業は漁業・農業・商業・観光業の4つがメインで、林業経営体数はありません。ただ、周辺の無人島の中には森林を多く持つ島もあるため、管理を行う目的で自治体が間伐や造林などを行うこともあるのではないでしょうか。

 

ただ、当エリアの木材市場の現況は、4つの産業の中で木材を使うことが多いなどからも需要は決して低いものではありませんし、市町村財政の予算の中では平成29年度の林業費が92,227千円としていることからも、林業自体がまったくないわけではないのです。ちなみに、マツ枯れとは何をいみするものかご存知でしょうか。マツ枯れは梅雨頃までは青々としていた松の木が夏を越す頃になると真っ赤に枯れてしまう現象です。こうした現象を引き起こす原因はマツ材線虫病と呼ぶ伝染病で、体長1mm以下の線虫が松の木の中に入り込み、通水阻害を引き起こすといいます。このマツ枯れは平成29年度に長崎県小値賀町でも大きな被害を受けたといわれており、公益的機能の高い松林は薬剤散布により対策が行われています。

 

長崎県小値賀町は観光スポットも多い場所で、宿泊施設の数も少なくありません。木材市場はこうした施設の建設や公共施設のメンテナンス、教育施設など様々な場所で木材が利用されているなどニーズが大きくなっています。松の木は防風林としての役割を持つものでもあり、町や県などが森林の保護を行うなどして防風林を守っているわけです。

 

 
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