長崎県佐々町の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

長崎県佐々町は、県の北部・北松浦半島の中南西部に位置する人口約14,000人(2019年6月時点)、北松浦群に属する町です。佐世保市の中心部からは北の方角に約15km、東側の堺は韮岳から牟田原に続く山脈があり、西側の堺の盲ヶ原から北側の境にある鷲尾岳まで江里山脈、この間に佐々谷と呼ぶ縦谷が形成されています。さらに、国見山を源流とする長崎県内2番目の長さを持つ佐々川が、北東から南西方向に流れており川沿いに平野が拓け、農耕地帯を形成している、このような地形を持つ町です。昭和40年頃までは炭鉱の町として栄えた歴史があり、最盛期には20,000人を超えていた人口も、炭鉱が衰退したことで一気に減少、1970年以降は少しずつ人口の増加が行われ、現在ではほぼ横ばい傾向です。

 

炭鉱が衰退した後は、農業を主産業としており、炭鉱閉山や下水道設備の整備により佐々川の水質が回復、早春のシロウオ漁やアユ釣りは長崎県佐々町の風物詩の一つです。長崎県佐々町の木材市場の現況ですが、当エリアは北西側に広大な森林が広がっており、その中心には県道227号線が通り、県道からの林道が整備されている環境からも林業も盛んに行われています。ただ、他の地域同様に個人経営の森林所有者などが高齢化に伴い仕事ができなくなっているなど、深刻な問題を抱えているエリアもゼロではありません。

 

長崎県佐々町の総土地面積は3,227ヘクタールで、耕地面積は348ヘクタール(約11%)、林野面積1,778ヘクタール(約55%)です。林業経営体数は2経営体で、林業を営む企業などが定期的に人材を募集、将来の長崎県佐々町の森林を守る若い担い手を求めているのが現況です。戦後ヒノキの植栽が進められたことからも、長崎県内の森林には多くのヒノキ材が育っており、長崎県佐々町においても例外ではありません。ヒノキ材は建材や家具などに使われることが多い素材であると同時に湿気を吸い込む特性を持ちます。

 

 
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