長崎県新上五島町の木材市場の現況(令和元年 2019)

 

長崎県新上五島町は五島列島の中通島および若松島周辺の島々を町域にしており、南松浦郡に属する町です。南松浦郡は新上五島町のみを含む自治体で、人口約18,000人(2019年6月時点)です。1960年頃から人口が年々減少傾向にあり、1960年頃には約55,000人の人々が生活していたものの現在では1/3以下まで減少している場所です。長崎市からは北西約80kmの場所に位置しており、五島列島の中では北部にあるのが長崎県新上五島町です。森林面積は国有林が約500ヘクタール、民有林は約17,000ヘクタールで土地面積の約81%が森林地帯です。

 

長崎県新上五島町の木材市場の現況ですが、民有林の中で人工林の割合は約38%、人工林の約70%が9年生以下の保有を必要としている森林で、人工林の資源の有効活用および公益機能などの高度発揮を図るためにも間伐を行う事業が必要不可欠です。間伐材は林道や農村整備・治山・公園などの公共事業で主に活用されているのですが、新しい利用方法の開拓が必要ですが、長崎県新上五島町は離島であり、こうしたエリアでは間伐材の島外搬出は経費がかさむなどからも、島の中での利用開拓が必要になって来ます。

 

長崎県新上五島町の木材市場の現況は全国的な木材価格の下落は、島の中での業界においても影響を受けており、これに伴い森林所有者の出材意欲を低下させてしまうなどの悪循環を生み出してしまうといいます。長崎県新上五島町の自治体では、県産材利用住宅の需要を拡大する目的で、島の中での森林所有者・製材業者・建築士・工務店を集めて、島の中で放置されている間伐材や支障木を少しでも利用することはできないのか、知恵を出し合いモデルハウスの建築材として活用する、このような取り組みを図っています。本土とは異なり離島の条件を持つ長崎県新上五島町の木材市場の現況は決して良いものではないのですが、自治体と各分野の専門家により未来に繋げているのです。

 

 
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