鎮江市(中国)の木材市場の現況(2019)

鎮江市は長江と大運河が交差する地点に位置し、古来から商品流通における交通の要衝にある都市として発展してきました。鎮江市を商業都市たらしめていた地の利を生かし、江蘇省鎮江経済技術開発区も設けられ、発展を遂げています。江蘇省鎮江経済技術開発区は自動車産業を軸とし、江蘇省の南側一帯をリードする存在となっています。そこでは自動車産業を中心とした産業チェーンも形成されているようです。現況では主要産業の自動車の他に、化学産業や航空機産業および光触媒産業も発展しつつあります。
商業都市でもあり、重工業も盛んということで多くの人々が集まり、住宅需要が高くなりますから、鎮江市には木材需要が続いているということになります。産業の内容から、多くの働き手が必要なことは明らかです。自動車産業では、自動車やオートバイ・農業用車などの部品製造から、完成車組み立てまでをおこなっています。膨大な数の従業員がそこで働いており、住居や学校および病院などの建設が今後さらに必要になる可能性も高いです。商業都市でもありますから、魅力ある地であり、ますます人口は増えそうです。
江蘇大学には自動車産業の人材を養成する汽車学院があり、産学連携での開発や人材育成の下地も整っています。こうした都市が人々を引き寄せるのは道理であり、移り住む人々の住宅建設はしばらく続くことでしょう。住宅建設に木材は不可欠です。たとえ鉄筋コンクリート造りの集合住宅をつくるとしても、建設過程で型枠として大量の木材が必要となります。建設コストを測るため、木材市場の動向は常に注目されています。
長江も大運河も内陸交通の大動脈です。日本では内陸交通というと、トラックと鉄道しかイメージされませんが、中国では大河を使った輸送も盛んにおこなわれています。長江と大運河の交差する鎮江市は、木材輸送にも楽な地点です。輸送コストが安く済むため、問題は木材市場の動向となり、注目されます。