杭州市(中国)の木材市場の現況(2019)

杭州市は中華人民共和国浙江省にある市で、紀元前から発展していた八大都市の一つです。
中華人民共和国の歴史文化名城に指定されている都市で、13世紀には世界最大の人口を誇ってました。
杭州市は浙江省の北部に位置し、歴史的に河川に囲まれた地域だった事から何度も洪水による水害に襲われていたこともあって、中部の丘陵地帯が都市で発展しました。
杭州市の3分の2は山地と丘陵地で豊かな森林のある自然に囲まれていて、都市の建築材として昔から利用されてきて発展に寄与し、周辺に海まで続く大型河川があり、切り出した建築用の木材を河川を使って別の都市や海外に出荷して木材市場は活発でした。
中華人民共和国の森林面積や蓄積は共に世界でもトップクラスですが、森林率は中国国土の約15パーセントしか無くて、森林資源自体は国土面積の割には少ないため、杭州市の木材は国家の発展と共に急激に減少して行きました。
中華人民共和国における森林造成も1970年代末以降の改革開放政策以降木材の需要増加で本格的に開始されましたが、元々少雨で自然環境が厳しい地域で上手く発展して行きませんでした。
そんな中で杭州市は河川による物流をつかった出荷に適していて、森林造成もしやすかったため林産業で発展してきました。
90年代末になると中華人民共和国の林業政策は植林による森林増設計画から、残された森林資源の保護路線に転換されました。
そしてこれまで自由に伐採が出来ていた杭州市周辺の森林の天然林の大幅な伐採制限が行われました。
だけどその頃には大半の木材資源が急激な伐採により切り取られて、人口増大による食料不足問題解決対策で畑などの農地造成されて減っていました。
さらに杭州市は周辺が河川で囲まれているため、パソコンや携帯電話に使われるハイテク部品の製造に必要な水資源が豊富だった事もあり、中国のハイテク産業の工場誘致が進み現況では工業都市になり自然が減少し続けています。
現況では中国政府は工業などの産業優先で、木材市況は衰退傾向にあります。