武漢市(中国)の木材市場の現況(2019)

武漢市は長江中流の、江漢平原東部に位置するエリアです。南部は丘陵地帯に囲まれており、北部は標高が低い山が連なります。標高が高い場所でも約900メートルくらいで、平均すれば50メートル前後の高さとなります。気候は湿潤温暖気候で、年間降水量は1000ミリを常に超えます。特に6〜8月に掛けての降水量が多く、年間降水量の約4割を占めます。夏の暑さが強く、夜も気温が30度を超えます。重慶や南京と並んで、武漢市は三大ボイラー都市と称されます。市内には河や湖が点在しており、高温多湿の一環となっています。

 

中国に輸入された木材は、建て前上は梱包材用などとされています。但し加工工程や利用実態は明らかになっておらず、アメリカやカナダなどからの輸入材に関しても、利用実態は不明です。それでも武漢市を含めて、木材需要が高まりを見せているのは明らかです。そのため現況での木材市場においても、取引が活発であることが予想されます。それゆえ日本としてもトップレベルの技術を活かしながら、木材市場をターゲットとした戦略が重要になるわけです。日本産木材製品の特徴と技術の面からも、様々なアプローチが可能になると言えます。

 

中国はロシアやニュージーランドなど、世界100カ国以上から木材を輸入しています。日本からの輸入は未だ少数派ですが、今後の需要の伸びが期待されます。アメリカ産の広葉樹に関しては、主に家具や床材などに使われています。一方の針葉樹に関しては、一般的には安価な木材として認識が進んでいるわけです。それでもアメリカ産は質が高いので、家具や床、装飾品などに用いられることが多くなっています。カナダの材木も品質が安定しているので、中国国内で高い人気を誇っています。

 

日本の中国市場狙いとしては、付加価値の高い木材製品の売り込みなどが挙げられます。全体的な木材マーケット戦略を立てることで、品質の高さが認識されるわけです。丸太などの輸出に関しては、短期的な国際市況に左右されます。それゆえ高付加価値の木材製品で、中国市場に勝負を掛けるのが良いと言えます。