長沙市(中国)の木材市場の現況(2019)

長沙市は中国の湖南省にある省都です。古い歴史を持っていることが大きな特徴であり、国家歴史文化名城にも指定されています。経済の上でも湖南省を支えている町です。かつて中国最初の最高学府である兵麓書院が置かれており、現在においても国家重点大学が5校もあります。そのため、大学生が多く住んでいる場所としても知られます。大学生が多く住むということはそのための場所が必要ということであり、木材への需要が高まっています。市内には経済技術開発区とハイテク技術産業開発区が設置されているという特徴があります。中国にはこのような経済特区が多く点在しています。企業が経済活動を行うと様々な税金が発生し、その税金は企業の大きな負担となります。これは海外企業が参入する際の障壁にもなることがあります。そこで経済開発区とハイテク技術産業開発区などを用意することにより、税額的な優遇を受けられる状態を作っています。ここに海外企業を招き入れ、経済を支えるだけでなく技術を得ようとする動きがあります。中国には莫大な人口があり、この市にももちろん多くの方が住んでいます。すぐに莫大な人数に供給できることは企業が進出する大きなモチベーションになっているといえるでしょう。

 

 

この市の木材市場を考える上で重要となっているのが湖南省全体の部分です。湖南省は長江の中華流に位置しており、川を使った運搬も行われることがあります。木材市場が安定性を見せているのも、川を使った運搬が行われていることが関係しています。現況としては木材価格は高騰の傾向にあります。これは人口が高まっていることで需要が大きくなっているからです。日本の木材は高品質なものが多く、使い勝手が良いとされています。かつては中国の人件費が安いとされてきましたが、現在ではある程度高くなっているので人件費の差はあまりありません。結果的に木材価格も近くなっています。日本産が売れやすいことは変わっていません。