太原市(中国)の木材市場の現況(2019)

太原市(たいげんし)は2500年の歴史を持つ中華人民共和国の山東省の省都で古都として知られています。
古来中国有数の大都市でした。隋時代には長安、洛陽に次ぐ黄河流域の第三の都市の役割を果たしていました。中華人民共和国建国後は豊富な地下資源を生かし重工業、石炭業で国家を支えました。しかし石炭を燃料にした産業構造から深刻な大気汚染の公害が発生しました。現在、環境の改善、産業の高度化、交通基盤の整備に力を入れているところです。
太原市は黄土高原の東部にあり太原盆地の北端にあります。三方を山に囲まれた自然豊かな土地です。山と丘陵地がその大部分を占めています。肥沃な土地で古くから農業が発達してきました。主な農作物は小麦、稲、トウモロコシ、イネ科の1年草の穀物で日本ではタカキビとも呼ぶコーリャン、豆、芋などです。綿花や甜菜、薬草なども生産しています。
標高約800mの高原地帯に位置しているため年間を通じで乾燥しています。降水量が非常に少なく黄土高原の砂漠化が進み粒子状の黄土が飛散して春には視界不良になるほどです。
気温は1月が一番低く平均気温約2度、気温が高いのが7月で平均気温約30度になります。
中国は現在高度経済成長に伴い高品質住宅の需要が高まっています。所得が増えた富裕層の間では高級志向が強くなって住宅にもその傾向が顕著にみられます。2×4住宅など木造住宅の需要が高まっています。
中国の木材市場は需要が高まっている反面伐採削減政策がとられたことから国産の木材の供給量が減少してしまい多くを輸入に頼っているのが現況となっています。
太原市では市域の4/5が山と丘陵地であることから木材資源が建築材として切り出しが行われていました。しかしその気候風土から樹木の生長が遅いために貴重なものとされていました。また同時にパルプなどに使われその資源はたちまち消耗してしまうと懸念されてもいました。伐採削減政策がとられたている現在では供給量を抑えています。