蘭州市(中国)の木材市場の現況(2019)

蘭州市は中国の街の1つです。石油工業が発達しているのが大きな特徴です。石油工業は木材とあまり関係がないと思われる方が多いかもしれませんが、工業が盛んになるにつれて木材需要も高まっています。この地が産業的に恵まれていたのはシルクロードの要衝としての役割を担ってきたからです。秦の昭王の時代には隴西郡の地となりました。漢の時代には金城郡が設置されたとされます。

 

この町は標高約1,600mの高原地帯に位置しています。これにより、冬は乾燥していて寒く夏でもそれほど暑くはならないという特徴があります。このことは木材の生産を難しくすることに繋がっています。そのため、木材への需要は供給を上回っており、輸入に頼る部分もあるとされます。この地域の経済を支えているのは石油化学工業ですが、それを実現しているのは石油の埋蔵量の多さです。蘭州市は中国でも特に多くの石油を産出しています。

 

この地は古くからモンゴルの近くにある町として役割を果たしてきました。現在の中国の主要な都市は東岸部に扱っていますが、かつてはモンゴルと関係のあるこの地域が非常に重要とされていました。現在でもその名残が見受けられます。最近では中国政府の一人っ子政策は廃止の影響が少しずつ表れています。人口が増えるにつれて住宅などに使用する資材の需要が高まります。そういった資材の中にはもちろん木材も含まれています。そのため、この地域で木材を手に入れるにはかなりの費用がかかりますが、逆にいうと売る際には大きな利益を得られる可能性があります。世界的に見ると流動的な木材市場ではありますが、中国は人口が安定しているので価格の安定性も増しています。現況で言えば売る方に利点があるといえるでしょう。また、最近では高品質の木材が注目を集めています。少し高くても良い物を求める動きが見受けられます。木材への需要もこれから増していくと考えられるので、重要な市場の1つです。